ITメディアのニコニコ動画の座談会(タイトル:UGCの可能性を考える)について。


うーむ。
どうも認識が古いように感じます。
特に吉川氏の

結果として残念だなと思ったのは、やはりそれで「嫌儲」(けんちょ。人がもうける行為を嫌うこと)の話が出てしまって、あれ以降、なかなかそういう風になりにくい(初音ミク楽曲をビジネス化しにくい)雰囲気ができたのは、すごく残念だった。

という言葉は…。


と言うのも、先日ちらと話した通りクリプトン社のピアプロでは
同人・インディーズも含めた営利目的のキャラを生かした流通について
出来るだけ許可できるようにしようという動きが見られますし、
既に8月27日にlivetuneさんがビクターからCDを出す事が決まっています。


というか、それ以前の話として
6月11日に歌に形はないけれどがGroove noteから発売されて
オリコンウィークリーで73位を獲得してるんですよね。


この座談会が行われたのは6月30日ですから(後半の最終ページより)
両方とも話が出てから相当時間が経っていますし
この手の関係者なら認識して欲しかったな、と…。



ちなみに、嫌儲はみくみくの大元である
ボカロ中毒者の間じゃあまり好かれていません。
(もちろん、そういう人も居るには居るけど)
あの一件にしても二次創作が阻害されることと
作り手の権利があまりに軽視されていたことに
強く嫌悪感を示し動いただけですし…


ですので、最近の一般流通での発売は歓迎している人が多かったりします。
(例のリキッド氏みたいにあまりに露骨な真似をすれば
もうちょっと規約とか空気を見て丸く収まるように考えてよ
とは、私みたいなのは思いますがw)