続編

一転、ダークなお話です。


いつか、こうするべきなのはわかっていました。
本当は背後と呼ばれる人たちは忙しくないであろうに、
それを理由として動いてないですから。
先輩たちの一斉辞職の件を含めて、
役職と補佐官で11人の人たちが消え去ったわけですから。
そして、それだけの事態に他人事としてしかみない人たちなのですから。


けど、この地の歴史は最後まで当事者で紡ぎたい。
カイゼルみたいに、2年も待ってはいられないから。


もちろん、時計の針が動き出せば
私は罪を背負って生き抜いてみせましょう。
この命を捧げてみせましょう。


そして、見込みがないなら幕を引きし咎人となりましょう。
それが、今までただただ泣いて見送るしかなかった私の唯一の贖罪。



もはや、賽は投げられました。
私はただこの地の行く末を見つめましょう。