(超ダーク路線です。要注意)
今まで気付かなかった。
先輩に、ここまで言ってもらえるほど見てもらえてたことに。


「ゆうりちゃんのお願いってことで」
この言葉で涙が溢れた。
何もかも抑えきれなくなっていた。
嬉しかったし、悲しかった。
何が何だか分からなくなっていた。
日記のたった一行の言葉だけど、
私を感情を乱すには一番効く言葉だった。


多分、2時間は泣いたと思う。




正直な話、私は「先輩から恵まれすぎだ。」と妬まれたことは何度もある。
けど、今まで自覚はなかった。
私が勝手に先輩に付いて行ってただけだし、
先輩が他の人にどのようにしていたかは知りようがなかったから。
(最近、ある人の分は教えてもらったけど、それはそれで特例だと今でも思うし。)


けど、「我侭」で自らの信念を一時曲げてまで残ってくれるって言うのは、
おそらく、並大抵のことではないと思う。
だからこそ、あれで嬉し泣きにもなったのだと思う。


だからこそ、喪いたくない。
やっとここまでこれたのだから、もう一歩でも二歩でも近づきたい。


さらに、ワンドまでも出て行くって言い出した。
…はっきり言ってこんなに立て続けにショックばかり受けるとは思わなかった。


彼は私が連れ添うって決めた唯一の男性。
その彼にまで出て行くと言われるとは思わなかった。


こちらについては、先輩の件みたいに気持ちの踏ん切りがつかず、
胃炎が悪化の一途をたどるひとつの要因になってたりするほど。
(本人知ったら私に怒るだろうなぁ)
だから、詳しくはまた踏ん切りがついたときにでも。




先輩は私のこの気持ちを「信念」だって言ってくれたけど、
少なくとも信念などという大層なものではない。
単なる我侭であり、私の意地だ。


はっきり言って、この2人は
今まで多くの人と天秤にかけてまで、選んできた2人だ。
だからこそ喪いたくない。
悲しい形でだけは別れたくない。


…土曜日にはバイトを休むように連絡もした。
(代役にはこのような理由で非常に申し訳ないと思うが)
やれるだけはやってみよう。