新聞を縛ろうとして見つけた記事より

「僕は憲法ができたいきさつは知っているんです。あれは翻訳だ。日本語じゃない。それでも憲法は変えちゃいかんのです。」
故・宮沢喜一


7月30日朝日新聞朝刊より


私もそうだと思う。


自衛隊は自衛のために必要だろう。
それを、PKO活動に用いるのも現在の国際社会を考えれば当然。
撤退しろというほうが間違ってる。
なのに、変えるなというのも矛盾じゃないかと思われるのも理解している。
北朝鮮などの危険性についても充分認識している。


でも、それでも、変えちゃいけないと思う。
憲法は理念なんです。羅針盤なんです。
日本という国の政治の方向性を決める重要な文章なんです。
だからこそ、変えちゃいけない。
二度とWW2の悲劇を生まぬためにも。
私の手の届く範囲の人を戦争で命を落とさせぬためにも。


だからこそ、最近の核保持容認発言なんてものを某所で見かけるたびに吐き気がする。
比喩表現ではなく本気で。
戦力均衡の幻想が崩れて起きた戦争がWW2だというのに。
今度は核の均衡でそれを起こす気か、と。