背後からの意見でかつちょっと法律のお話が入ってます。

数日前よりKOCのトップページに
22日よりアクセスが停止されている人のうち、
一名は法的観点から検討すると書かれています。


で、法的観点って「具体的には何?」と思われているかたも多いと思うので、
ちょっとだけ素人解説を勝手にします。
なお、私は法律を専門に学んでいるわけではなく、
ましてや、法律に関する資格を持っているわけではないので、
現行法や過去の判例を元に推測や憶測で説明しています。
ご了承ください。


まず、法律の観点から検討し、最悪訴訟するとなっても、
法律には刑事訴訟と民事訴訟があります。
まぁ、この辺は中高生が学校で習う範囲なので軽く流しますが、
簡単に言ってしまえば、刑事訴訟は「盗み」とか「殺人」のような
いわゆる「警察沙汰」。
民事訴訟は「離婚のとき子供の親権をどっちにする」とか
「あの会社がうちの技術ぱくってる」とか
ちょっと大きくなった喧嘩です。
…なんだか、噛み砕きすぎて微妙になってる気もしますが、
気にしないでくださいw(ぁ


さて、まずは刑事訴訟の場合はどうなるでしょうか?
当然刑事訴訟になった時点でかなりやばいです。


このような件で刑事訴訟をする場合、いくつかの場合が考えられますが、
まず、一番まずいのは件の人が(以下Aさんとします)、
行った不正アクセスでサーバーが壊れたり、データが破損した場合
この場合、刑法第二百三十四条二項に示されている
電子計算機損壊等業務妨害が成立します。

これは、現実で名誉を傷つける行為を行う名誉毀損
三年以下の懲役もしくは禁固(禁固刑の表記は以下略します)、
手違いでとはいえ実際に人を殺めてしまう業務上過失致死ですら
五年以下の懲役であることを考えると、
電子計算機損壊等業務妨害では五年以下の懲役であり、
しかも禁固刑は規定されていないという非常に重いものです。
さらに、判例を見る限り執行猶予がつくものの、
懲役二年というのがこの法律の運用では一般的であり、
刑が確定しようものなら、社会復帰すらままならなくなる可能性があります。


で、ほかにもまだまだいっぱいパターンが考えられますが
とりあえずは筆置きます。
てか、全部書いたら今日一日これで終わっちゃいますし(笑