非想天則のダイヤグラムを考えてみる

お仕事が昼からなのをいいことに暇な考察をはじめてみる。
とはいえ、中堅下位プレイヤーの私にミクロ的な見解(技の性能とか)の集積によるランク考察など出来るわけがない。
そこで、数字からアプローチをかけてみることにする。
ただし、使いこなすという前提を考えると上位で無ければ意味を持たないので抽出方式にする。

・Tenco!における上位15名のアベレージ(実践値参考用 2011/5/2 5時計測(小数点二位四捨五入))

1.幽々子 2336.53
2.衣玖 2305.87
3.妖夢 2285.33
4.空 2272.27
5.咲夜 2265.13
6.魔理沙 2256.47
7.レミリア 2252.33
8.紫 2248.80
9.小町 2238.13
10.萃香 2238.40
11.鈴仙 2230.47
12.文 2216.07
13.パチュリー 2203.80
14.アリス 2194.27
15.天子 2166.87
16.霊夢 2162.60
17.チルノ 2162.40
18.美鈴 2158.33
19.早苗 2128.73
20.諏訪子 2091.13


・実践値についての考察(1)
まず、注意していただきたいのが、このランキングはキャラ毎のランキング参加人口によって有利不利が存在する。
(咲夜(9361名)は有利だし、早苗(6213名)、チルノ(6179名)、諏訪子(6057名)は不利。
どの程度の影響かは分からないが。これについては統計学に詳しい方からの見解を求む。)
また、ここのランキングはRDの値が150以上のものは除外されるので1.10以外の影響はほぼ無いといって差し支えない。

その上での第一印象は「意外と差がある」ということである。
極端な例だが、一般的な上位プレイヤーの間では幽々子:諏訪子では実勝敗比率に4:1という差が存在する。
今まで、文句の常套句としての「キャラ差」発言はあっても、数字に則っての差の指摘をなかなか見なかったから、なかなか実感が沸かなかったが、この差は決して馬鹿に出来るものではない。
勿論、一般的な格闘ゲームではこれらとは比にならない差が存在するといわれているし(ここまで大規模な公開データ集積所が他に存在しないので調べようが無いが)、ゲーメストダイヤグラムでは便宜上ではあるが2乗すると実勝敗率に近い値になることから考えると最大ダイヤ差が6.7:3.3とかなり優秀である。
ただし、それでもそれ以上に(過剰なくらいに)差がないと誤認していたのは私以外にも居ただろう。
もっと早くにこのようなデータから考察してみるべきだったと思う。
尤も、格闘ゲームに準ずる物についてマクロ的な見解をするなど変人以外の何物でもないが。
(と、同時に攻撃パーツのフレーム性能などミクロ的な見解は多いのだから、とも思うが。)

ところで、これらを機械的に20以上差が離れているところで分けるとこうなる。

1.幽々子 2336.53

2.衣玖 2305.87

3.妖夢 2285.33
4.空 2272.27
5.咲夜 2265.13
6.魔理沙 2256.47
7.レミリア 2252.33
8.紫 2248.80
9.萃香 2238.40
10.小町 2238.13
11.鈴仙 2230.47
12.文 2216.07
13.パチュリー 2203.80
14.アリス 2194.27

15.天子 2166.87
16.霊夢 2162.60
17.チルノ 2162.40
18.美鈴 2158.33

19.早苗 2128.73

20.諏訪子 2091.13

だが、これでは頭と尻尾しか分からない。
幽々子と衣玖が強く、早苗と諏訪子が弱いことは分かるが、それ以上が分からない。
さらに、3位の妖夢と14位のアリスは同じグループなのにも関わらず90以上の差が存在する。
これではグループ分けの意味が無い。
そこで概ね10以上差が離れており、かつグループ内の差が30以内で収まるようにする。
すると、こうなる。

1.幽々子 2336.53

2.衣玖 2305.87
3.妖夢 2285.33

4.空 2272.27
5.咲夜 2265.13
6.魔理沙 2256.47
7.レミリア 2252.33
8.紫 2248.80

9.萃香 2238.40
10.小町 2238.13
11.鈴仙 2230.47

12.文 2216.07
13.パチュリー 2203.80
14.アリス 2194.27

15.天子 2166.87
16.霊夢 2162.60
17.チルノ 2162.40
18.美鈴 2158.33

19.早苗 2128.73

20.諏訪子 2091.13

こうすると大体の実戦ランクが見えてくる。
ついでに、上位下位を特例として軽く見栄えを整えてしまうとこのような状態になる。

・強キャラ
幽々子、衣玖、妖夢

・上位キャラ
空、咲夜、魔理沙レミリア、紫

・中堅キャラ(上位)
萃香、小町、鈴仙

・中堅キャラ(下位)
文、パチュリー、アリス

・下位キャラ
天子、霊夢、チルノ、美鈴

・弱キャラ
早苗、諏訪子


さて、これだけでは面白くないので別の見方をしてみよう。

・Tenco!におけるレート分布10%地点(2011/5/2 5時計測)
1.(→)幽々子 1989
2.(→)衣玖 1982
3.(↑4)レミリア 1968
4.(↓1)妖夢 1961
5T.(↓1)魔理沙 1950
5T.(↑7)文 1950
7.(↓3)空 1940
8.(↑2)萃香 1936
9.(↓1)紫 1927
10.(↑9)早苗 1906
11.(↑4)天子 1902
12.(↓1)鈴仙 1900
13.(→)パチュリー 1886
14.(↓5)小町 1878
15.(↓1)アリス 1877
16.(↑4)諏訪子 1870
17.(↓15)咲夜 1869
18.(→)美鈴 1867
19.(↓2)チルノ 1843
20.(↓4)霊夢 1832

なお、この表の特質は先ほどと真逆になる。咲夜の下落振りがそれを如実に示している。
また、先ほど指摘したとおり、早苗が最初の表ほど下位でないという結果にもなる。
なお、経過を飛ばしてこれを同じように表にするとこうなる。

・強キャラ
幽々子、衣玖

・上位キャラ
レミリア妖夢魔理沙、文

・中堅キャラ(上位)
空、萃香、紫

・中堅キャラ(下位)
早苗、天子、鈴仙

・下位キャラ
パチュリー、小町、アリス、諏訪子、咲夜、美鈴

・弱キャラ
チルノ、霊夢

これではどちらが正しいのか分からない。
実際はどちらも正しくどちらも実情を示していないのだが。
本当は母集団のデータが手元にあればいいのだが、流石にお願いするわけにも行かないし、何より、全データをRDも含めて解析してたら1日仕事になる。やりたくない。
そこで投げやり的にネタに走ることにした。考えるのが面倒になったとも言う。
その結果が下の表。

・上位15人のアベレージと10%地点の平均(整数四捨五入)
1.幽々子 2163
2.衣玖 2144
3.妖夢 2123
4.レミリア 2110
5.空 2106
6.魔理沙 2103
7.紫 2088
8.萃香 2087
9.文 2083
10.咲夜 2067
11.鈴仙 2065
12.小町 2058
13.パチュリー 2045
14.アリス 2136
15.天子 2034
16.早苗 2017
17.美鈴 2013
18.チルノ 2003
19.霊夢 1997
20.諏訪子 1981

・強キャラ
幽々子、衣玖、妖夢

・上位キャラ
レミリア、空、魔理沙、紫、萃香、文

・中堅キャラ(上位)
咲夜、鈴仙、小町

・中堅キャラ(下位)
パチュリー、アリス、天子

・下位キャラ
早苗、美鈴、チルノ、霊夢

・弱キャラ
諏訪子

☆投げやりな結論(文体も)
・意外と差はあるよ!ただし、勝ち目が無いわけでもないよ!
・ゆゆ様、衣玖さんはやっぱりやばかった!みょんも実はやばいよ!
ケロちゃんはまだ泣いて良いレベルだよ!霊夢も泣いていいよ!
・おぜうは実はどうにかなりそう、うにゅは上位でも馬鹿に出来ない。
・さっきゅん、うどんげは意外と低い位置。対策されすぎた?
・あたい、さいきょーだけどまるきゅーだからりゆうはわからないよ!
・実際、このようなマクロ的な考察がもっと見たいよ!

投げたままおわり。